幼児~小学校低学年のお子様をお持ちの保護者様へ

年齢の低いお子様がヴァイオリンレッスンを受ける際に必要なこと、ぜひ知っておいていただきたいことを保護者様向けにまとめてみました。よくお読みいただき、当教室の指導方針にご賛同いただけましたら、ぜひお問い合わせください。

ヴァイオリンレッスンでいちばん大切なのは保護者様のサポートです

お子様のヴァイオリンレッスンでいちばん大切なのは保護者様のサポートです。

ヴァイオリンやピアノなどの音楽の習いごとは、スイミングなどのようにただ通っていれば上達するというものではありません。レッスンというのはご自宅で練習してきたことへのアドバイスにほかならず、練習が不可欠となります。ですから練習して来ないと先に進むことができず、やる気が失せてしまいます。それどころか前やっていたところまで戻ることにならざるを得ません。お子様の年齢が低い場合、保護者様のサポートなしでレッスンを続けるということは大変困難なことなのです。送り迎えだけしてレッスン室にお子様ひとり残される、というようなことは絶対にお避けください。

「お子様と一緒にヴァイオリンを勉強する」というお気持ちを持ってレッスンに臨まれますよう、お願いいたします。

ヴァイオリンのレッスンには必ず毎回付き添ってください

レッスンには必ず毎回付き添ってください。レッスン内容を把握していただき、ご自宅で保護者様ご自身がお子様の練習を見てあげる必要があるからです。

「ヴァイオリンが好き!」という気持ちをお子様がお持ちだとしても、日々の練習を自ら進んで行うということはなかなかできることではありません。ましてやレッスンで注意されたことをきちんと理解し練習する、ということは小さなお子様にとって至難の業です。保護者様にはレッスンノートを作って内容をメモしていただき、ご自宅での練習はノートをもとに必ず見てあげてください。ノートが取れない場合は、録音や録画をするのもよい方法です。

『必ず毎日練習する』という習慣作りをしましょう

ご自宅での練習はまずは10分程度から始めて、少しずつ練習時間を増やしていってください。毎日歯磨きをするように「必ず毎日ヴァイオリンの練習をする」という習慣作りがとても大切です。

ヴァイオリンのサイズについて

ヴァイオリンは身体の大きさに合わせて楽器の大きさが変わっていきます。3歳くらいのお子様ですと1/16という一番小さいサイズの楽器から始まり、成長と共に1/8、1/4、1/2、3/4(以上を分数ヴァイオリンと呼ぶ)、4/4(フルサイズ:大人用)と少しずつ大きくなっていきます。成長の早いお子様の場合ですと、1年ほどで次の大きさの楽器に買い替えなければならない、という状況も出てまいります。個人差はありますが、だいたい小学校高学年~中学生1年生くらいでフルサイズになります。ヴァイオリンは身体の大きさに合わせて何回か買い替えが必要となる楽器であるという点、ご承知おきください。

楽器と弓のメンテナンスについて

弦楽器には「どこにでも自分の楽器を持ち運び演奏できる」というメリットがありますが、自分自身でしっかり楽器を管理し、メンテナンスしなければなりません。楽器のメンテナンスには、自分でできることと弦楽器工房の職人さんにお願いしなければならないことの両面があります。

まず弦と弓毛(馬の尻尾の毛でできている)ですが、これらは消耗品であり、時々新品への交換が必要となります。とくに弦は劣化してくると突然切れる場合がありますので、必ずスペアの弦を用意しておき、切れたらすぐに新しいものと交換しなければなりません。現在では、ネットショップで簡単に購入できますし、弦の交換は慣れれば簡単にできる作業ですので、ご自身で行うことができます。

ただし弓の毛替えは、弦楽器工房の職人さんに新しい弓毛と張り替えてもらうことになります。弓毛の長さには湿度が影響しますので、湿度の高い夏場と湿度の低い冬場に年2回毛替えをするのが理想です。

また*膠(にかわ)の剥がれなど、ヴァイオリン本体のダメージはわかりにくいものですので、弦楽器工房にて、1年に一度は楽器の健康診断を行うのがベストです。

*膠(にかわ):動物の皮や骨などを煮つめて作った接着剤で、弦楽器製作に用いられる。

下にご兄弟がいらっしゃる方へのお願い

ヴァイオリンのレッスン中に弟さんや妹さんが動き回ったり騒いだりしていると、生徒さんが集中できなくなってしまいます。このような状況ですとお母様も下のお子様をあやすのに必死で、レッスンの見学どころではなくなってしまうでしょう。

ちなみに私にも3歳差で長女・長男がおりますが(現在二人共成人)、ぐずる時はおんぶしてレッスンしていました。下の子が2~3歳くらいになりますと、レッスン中には部屋に入ってはいけないというルールがわかるようになり、別室で姉が弟の面倒を見ながらおもちゃで遊んだり、お絵描きや折り紙などをしながら静かに待てるようになりました。

このように状況に合わせて訓練していけば、小さなお子様でも「静かにしなくてはならない場所では騒いではいけない」というルールがわかるようになると確信しております。

レッスン室には机のご用意もございますので、お絵描きや折り紙などをしながら待てる環境づくりのお手伝いもいたします。保護者様には、下のお子様も静かに待つ練習をするよい機会と捉えられ、工夫とご協力をお願いいたします。

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